I/O Connect Indiaでの発表内容
Google I/O Connect Indiaにおいて、Pixel 10・Pixel 10 Pro・Pixel 10 Pro XL・Pixel 10 Pro Foldの4機種を対象に、TPU向け「Tensor SDK」のベータ版と軽量モデル「Gemma 4 E2B」が公開されました。Gemma 4 E2Bは通信を一切使わずにチャット、画像認識(Ask Image)、音声書き起こし(Ask Audio)をオフラインで処理でき、「Functional Gemma」という仕組みを介して音声・テキスト指示から端末の機能自体を操作する「Mobile Actions」も実現しています。
クラウドAIとの住み分け
クラウド型の大規模モデルが精度競争を続ける一方、オンデバイスAIは「電波が届かない」「データを外に出したくない」場面で強みを発揮します。Googleが例示する小売店での買い物ガイドや自動車整備士向けの視覚診断は、即時性とプライバシーの両方が求められる現場で、クラウド往復のレイテンシーがネックになりやすい用途です。
Tensor SDKのステータス変化が意味するもの
Tensor SDKは限定アクセスプログラム(EAP)からベータへ移行し、100以上のクラシックML・生成AIモデルを含むモデルガーデンと、LiteRT経由でのHugging Faceモデル取得に対応しました。EAPからベータへの移行は「招待された一部の開発者だけが試せる段階」から「広く手を挙げれば使える段階」への切り替えを意味し、Pixel向けオンデバイスAI開発が実験フェーズを抜けつつあることを示しています。対応APIの詳細はGoogle Developers Blogの発表内容で公開されています。