競合モデルの正式対応という選択
Microsoft Foundryの2026年6月分アップデートで目を引くのは、AnthropicのClaudeモデルがFoundry Agent Serviceで一般提供になったことです。Azureのホスティングやガバナンス機能と統合され、Microsoft 365 CopilotおよびTeamsへのエージェント公開も6月10日にGAしました。自社モデルを持つMicrosoftが競合モデルを正式サポートするのは一見矛盾のようですが、開発者側からすれば「基盤を選べばモデルは後から選べる」という安心材料になります。
Autopilot Agentsという新しい権限の形
パブリックプレビューで登場したAutopilot Agentsは、独自のEntra Agent IDを持ち、メール・カレンダー・Teamsへのアクセス権を持ちながらグループチャットのような共有スペースで動作する新カテゴリです。人の代理としてエージェントが動く以上、権限管理と監査の設計はこれまで以上に重要になります。
Toolboxesとツール検索
Toolboxesには、200以上のツールを扱う際に毎回全スキーマを送るのではなく、実行時に関連するツールだけを取得できるTool Searchが追加されました。これはツールが増えるほどコンテキストを圧迫する問題への対策です。
Agent Optimizerという自動改善ループ
プライベートプレビューのAgent Optimizerは、評価→候補生成→ランク付け→デプロイのループでエージェントを自動改善する仕組みです。Tool Searchと合わせて見ると、Foundryが「モデルを呼ぶ場所」から「エージェントを運用し続ける基盤」へ軸足を移していることが読み取れます。まとめの全体像はMicrosoft Foundry Blogの記事から掴めます。